イオンクロマトグラフィー
イオンクロマトグラフィー(Ion Chromatography、IC)は、イオンや極性分子を分離および定量するための技術です。
ICは移動相と固定相を使用し、イオン交換によって試料中のイオンを分離します。
イオンクロマトグラフィーとは
イオンクロマトグラフィー(IC)は、イオンや極性分子を分離し、定量分析するための液体クロマトグラフィー技術です。ICは、特に水質分析や食品分析、環境モニタリング、製薬業界で広く用いられています。
ICの基本原理はイオン交換です。試料中のイオンは移動相を介して固定相と相互作用し、異なる速度で移動することで分離されます。
- 1. 移動相
- 試料中のイオンをカラムに運ぶ役割を果たします。通常、緩衝液(バッファー)が使用され、これは特定のpHを維持し、イオン強度を調整するための溶液です。緩衝液は、試料中のイオンが固定相(イオン交換樹脂)と適切に相互作用するために重要です。pHが変動するとイオンの形態が変わり、イオン交換の効率が不安定になるため適切な分離ができません。
- 2. 試料注入
- 試料はインジェクターを使用して移動相に注入され、カラムに導入されます。
- 3. カラム内の分離
- カラムには固定相としてイオン交換樹脂が充填され、試料中のイオンは固定相のイオン交換基と相互作用します。陰イオン交換クロマトグラフィーでは陽イオン性の基が、陽イオン交換クロマトグラフィーでは陰イオン性の基が使用されます。
- 4. 検出
- 分離されたイオンは、カラムの出口で検出器によって検出されます。導電率検出器、紫外線吸収検出器、電気化学検出器などが使用されます。